旅の記録
夏の野球旅2日目-2

8番ゲートから中に入り、16番入り口から自由席エリアに急ぐ。段を降りて前へ、前へ。
すぐ横が指定席エリアで、かつ前から5列目にぽっかりと2つ並んだ空席を見つけ座ることができた。ラッキー




ICHIROを先頭にCHIBENの選手たちが目の前でダッシュをしている。
終わるとキャッチボール。ICHIROからはどんどん埋まっていく自由席がよく見えたと思う。
やがてバッティング練習。
松坂、松坂秀喜、松井稼頭央、ICHIROの4人が順番にケージに入り打つ。
ICHIROはバンド2つのあといきなりスタンドイン2本。さらに2本打って計4本。それに触発された両松井が、交互に打席に入り、明らかに柵超えを狙っているのだが入らない。ゴジラの方は相変わらずバットにボールが当たったときのグシャと言うような力強い音を立てるスイングで大きな当たりを放つのだが、フェンス手前で落下する。
稼頭央もフェンスのあと20センチでホームランと言うあたりを放ち悔しそう。がっかりする様子がビジョンに映し出され、それもまた楽しい。何度か2人がチャレンジした後、ICHIROが再びケージに入り.さらに柵超えを3本1本と打ち、計8本。バッティング練習はICHIROの独壇場だった。


外野スタンドの吹奏楽応援団は、今年は、ライトがICHIROの母校、愛工大名電、レフト側が、松井秀喜の母校、星陵高校。ICHIROはバッティング練習が終わると、ライトスタンドの前でストレッチをしながら、後輩たちの演奏に耳を傾けていた。

憲子さんが、私が早く場所取りをしたお礼にお昼をご馳走してくれると言うので、2人で売店のほうに向かった。下の階はものすごい混雑だったので、上に上がった。





始球式は、ICHIROの後輩、豊山中学校野球部のサウスポーの女子がつとめ、綺麗なフォームから速球を投げ込んだ。
そして午後1時30分プレイボール。
先発、ピッチャーはICHIRO。レフト松坂、センター松井秀喜、そして今年から加わったショート松井稼頭央がいることで今までになく守備が締まる。
ICHIROは、先頭バッターにいきなりデッドボール,最速134キロのボールが当たりざわめいたが.選手は大丈夫そう,さらにもう一つデッドボールを与え.今日は大丈夫かなぁと心配になったが.それだけICHIROの気合がうかがえた。
今年もやっぱりゴジラ松井の本領発揮。
練習ではあんなに力任せにホームランを狙って一本もスタンドまで行かなかったのに、本番は強い。軽〜く振り抜いたバットから、当たった瞬間にわかるホームラン。
ICHIROは最後まで球速130キロ台で投げ続けヒット一本の完封勝利。昨年の女子チームは前から投げる速球を打ち込んで試合に臨んだ打撃のチームで、ICHIROはかなり打ち込まれたが、今年はこの試合にかけるICHIROの意地と意気込みと準備が優った。ピッチャーとして進化したICHIRO。
松坂の登板チャンスはなかったがそちらはまた来年以降のお楽しみだ。

打つ方も松井秀喜のホームラン、松井稼頭央の左右打席でのヒット、松坂のヒット、そしてICHIROもヒットを打ち、走り、メジャーリーガー達は楽しませてくれた。
試合後のインタビューでは相手の先発投手を讃え、体ボロボロに疲れたと言いつつ、地元での開催に満足そうな笑顔を見せた。

最後は野球殿堂入りのプレートが披露され、レプリカがICHIROに授与された。
ほとんどの観客がそこまで見届けてから球場を後にした。





私たちも外に出て球場をバックに撮影したり、さまざまなICHIROユニを来たグループが集合写真を撮る様子を眺めたり、上から下までICHIROユニでポーズを撮っている人を見てから、しばらく夕涼みして地下鉄に乗り、憲子さんは新幹線、私は宿へ。
「ICHIROが頑張ってるうちは見たいね。見届けてたいね」と再会を誓って。


宿の近くで晩御飯は、味噌煮込みうどん。
初めてなのでお店のお姉さんからレクチャーを受けた。
ふたを取り皿にして卵は沈めて半熟に。
後半お好みでご飯入れて食べる方多いですよ。とのことで、食べたが旨し。そして後半は白飯追加して更に旨しで大満足でした。