旅の記録

北海道ツアー2 ~小樽の夜、そして朝~

スノーブーツを履いていたが、駅からホテルに着くまでに2回、さらに遊んだ帰りに1回、尻餅をついた。
幸い大事には至らなかったけど、こわいこわい。しかし、転ぶたびに近くても、遠くても大丈夫ですかと声をかけてくれる。小樽の人は優しい。

17時ごろホテルにチェックインしてすぐ目の前の小樽運河へ。ライトアップがとてもきれい。しかし滑る滑る。尻もちを1回ついてなんとか運河の向こう側(海側)に行くと、倉庫を利用したレストラン等が並んでいた。小樽ビールの工場もあってビールが飲めたら入りたかったけど諦めた。

渋沢倉庫です。

ぐるりと1周して写真を撮った後は晩御飯。お目当てのスープカレー屋さんに行ったら「スタッフがいないので今日の営業は17時まで」の張り紙。どうしよう。このカチカチ道ではあまり遠くに行けないし、そんなに選択肢が多いわけでもない。なんとかアーケード街まで歩き、歩けるとこならと奥へ入っていくと「小樽あんかけやきそば」の文字が目に入った。店内も結構人がいて繁盛している。ここしかない!

店員さんに「あんかけ焼きそばって有名なんですか」と聞くと、「はい、皆さん注文されますよ」とのこと。迷わず注文した。大きいエビと野菜たっぷりで美味しかった。

焼きそばを食べながら、時間も早いしどこへ行こうか考えた。飲めない私が行くならライブハウスかな?と思い、「小樽 ライブハウス」で検索したら、徒歩圏内に「レノンセンス」というステキな名前のお店を見つけた。ビートルズ好きの店主に違いない。
会員制のお店なので、一見さんお断りと案内に書いてある。電話してもきっと断られるだろうし、だったら直接行ってみようかなと思いお店へ向かった。途中の坂道も、転ばないように、必死にたどりついてドアを開けた。

マスターに、東京から来たこと、飲めないので、飲み屋には行けないけど遊べるお店を探していたら見つけたこと、このお店の名前ならビートルズ好きに違いないと思ったこと、中華屋さんから歩ける範囲だったので、電話をしないで直接来たことなどを話すとマスターは快くお店に入れてくれた!

店内は沢山のレコードとCD、ビートルズだけでなくジャンルを問わず好きな音楽を次々と良い音でかけてくれて、すっかり長居。同世代の常連さんのご夫婦とも音楽や野球の話で盛り上がって楽しい夜を過ごした。

10時を過ぎたのでホテルへ戻り、風呂に入ってコーヒーを飲みながら干し柿を食べて、一人には広すぎるベッドで就寝。

 


ホテルの窓から。運河側ではなく町側なので部屋もお安めでした。


朝は予定通り早起きして三角市場へ。昨夜の氷は少し太陽の熱で溶けて歩きやすくなっていた。


三角市場は早朝と言うこともあり、まだ空いていた。その中で何組か入っているお店は人気だろうと思い、わがまま4種盛りと言う丼をチョイス。地のもの、旬のものを食べたいので、具はいくら、ウニ、カニ、しゃこ。普段私がチョイスしないようなものばかり。特にしゃこは初めて食べた。見た目がちょっとグロいので敬遠していたけど、この時期の小樽の旬の魚だせうだ。エビの柔らかい感じで特に癖もなく食べやすい。クリーミーなうに、ぷちぷちのいくら、カニの身もたっぷりと乗ってて、贅沢な朝ごはんを堪能した。


食後は昨日歩けなかった廃線後の線路を歩き、歴史を感じる重厚な建物を見て歩き、港に行こうと思ったが、そちらのほうはまだカチカチで2度転び諦め、また運河を歩いてホテルに戻った。本当は午前中はガラスやオルゴールなどを見て回る予定だったが、早めに札幌に向かうことにした。今日の目的はなんといっても札幌が起点となるのだ。

 

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