音楽のこと
へふおのリバプール日記
初日、宿で記念撮影。
このあといろんなことが起きたなー
◆8.24
4年ぶりのリバプール。初日の夜はカスバクラブへ。カラフルな天井をバックに写真を撮ってもらいオレもYOKOも上機嫌。今日は3曲だけの腕慣らし。長旅でHIPSもお疲れモードだが、しっかり寝て明日から頑張ろうぜ。
2019年の時の思い出の写真
◆8.25
14:00 CAVERN FRONT
1発目のギグはいきなりCAVERN FRONT。武者震いがするぜ。一曲目はDay Tripper。後ろ向きに前奏を始め、一斉に振り返る。しょっぱなのMC。おい、YOKOちょっとうるってないか。がんばれ。
ギグも後半に入り、CAVERNといえばSome other guy。そしてあと2曲。Long tall Sally。あれ、なんか2弦の調子が悪いぞ。ボーンと弦をはじいたYOKOもちょっとだけ違和感を感じたようだが、歌い始めたとたんやめる。2弦が・・・切れた。まさかの事態。La Bellaの弦、6月に交換したばかりだぜい。弦高も調整してもらってオレ絶好調だぜ。どーする、YOKO?
いきなり最大のピンチだったが、運のいいことに隣のCAVERN LIVE ROUNGEでギグを終えたばかりの#4Dreamがやってきた、ヤーヤーヤー!さむが「teaさん、ベース貸して」と言ってくれて、急遽オレは降板。完奏出来なかったのは悔やまれるが、不幸中の幸い、後になれば良き想い出になることだろう。
宿に戻って早速2弦を交換してもらって、夜のギグに備えるぜ。
CAVERN FRONTでLong tall Sallyを始めたとたん、弦を切ってとほほになった直後のYOKOと思われる
00:15 WAVES BAR
2つめのギグは夜中。リバプールは夜8時過ぎても明るいので、すでに時間の感覚がくるってきているが気合は十分。WAVES BARは真ん中にバーカウンターがあって立ってみてる人もいるし、奥のボックス席や横の入口からも広角に視線が集まる。ステージも広めなのでここではワイヤレスで動き回るつもりだった。だけどなぜかワイヤレスが作動しない。しっかり充電したはずなのに、電圧が合わないのか、TRANSMITTERの電源がつかない。ダメなものは仕方ないのでシールドを使うことにした。ま、6mあればオレは自由だぜ。ACT NATURARYではみんなで走り回ってさむと場所を入れ替わってシールドこんがらがりそうだったけどね。
◆8.26
12:15 UNI BAND STAGE
ここは今回初めてGIGが行なわれる会場とのことで、大学の中にある数百名収容する本格的なホール。マイクから後ろの檀上にあるアンプまでは5メーター位ある。ここでも最初はワイヤレスを刺したが音が出ない。しかしシールドでも音が出ずにPAさんに確認するとDIと本体が接続されてなかった。なんにしても落ち着かず、ここでもシールドを選択。
YOKO、前に出たいのはわかるが、出過ぎるなよ。
HIPSのセットリストはだいたいしょっぱなにDay Tripperみたいなガツン系で入って、中盤はコーラス曲やオリジナルダンス系?で楽しむ。後半はロックンロール。オレはロックンロールに入った時一瞬いやな予感がした。案の定、YOKOはやりやがった。I saw her standing thereの間奏で前にでて、すっぽーーーーんとシールドが抜けたのだ。
YOKO、慌てて段を上り、抜けたシールドをぶっさす。その間りっちぃとさむはベースの穴を埋めようと激しめに低音を響かせてカバーしてくれた。やるじゃないかHIPS。
19:00 CAVERN PUB
CAVERN CLUBの向かいにあるCAVERN PUBは地下にあって温度湿度が高くオールスタンディングの会場。繊細なオレのボディが一番影響を受けやすいハコだ。YOKOはオレを早めにケースから出して会場に馴染ませようとしてくれたが、なかなかにハードだったぜ。
そしてアンプはORANGE。オレンジ色が大好きなYOKOはORANGEアンプのビジュアルに惚れてるが、どこを触ってもブイブイ系になってしまうのでオレはちと苦手だ。
作戦として、I saw herから始まりだしこのベースラインを苦手としているYOKOはブイブイ大き目で攻めた。が、さすがに大きすぎたらしく、1曲目でPAさんがステージに入ってきて音を下げられたぜ。色んな事があるもんだ。
◆8.27
14:00 DERBY SUITE
アデルフィホテル内の広いステージだったので、ワイヤレスを刺してみたがやはり音が出ず、早々にシールドに変更。ていうかこのギグの前は結構ハードな(かつ楽しい)スカウスツアーだったので正直HIPSのメンバーはくたくただったんだ。オレは寝てたけどね。いったん宿に戻りオレら楽器を背負って歩く元気もなく、タクシーでアデルフィに乗り付けたぜい。
オレはGIGの雰囲気にも慣れて、楽しかったよ。
2020年にBEATLE WEEKに初めてエントリーして中止になってオンライン用に録画した時に「サンキュー、クラーク」とキャバーンのスタッフに向けて挨拶したんだけど、そのクラークさんがここの担当だったのが嬉しかったね。
0:30 CROSBY SUITE
真夜中のギグ2回目。眠さと疲れがある中会場につくと誰もいない。真夜中スタートの会場の最初のGIGがHIPSだったのだ。オレは会場に入ってすぐときめいた。ここのアンプはVOXなんだぜ。もちろん記念撮影したぜ。つまみもシンプルだしYOKOも気分あげあげ。リハを始めるとしばらくして開場になり、時間が近づくにつれお客さんも集まってきた。しかしここでハプニング。ホテル内のメイン会場の進行がおしていて、CROSBYのスタートを30分繰り下げることになったのだ。せっかく集まってくれたお客さんも引き上げる人がちらほら。中には眠気を我慢してきてくれた女の子もいたのに残念。
ま、そんな中でも始まるとどんどん人が入ってきてくれて、楽しかったぜ。
VOX先生とパチリ。
◆8.28
CAVERN LIVE ROUNGE
いよいよラストギグ。ROUNGEは2019年にStrawberry Twinsで連れてきてもらった時、最初に立ったステージ。それまでBEATLE WEEKってそんなに興味持ってなくて、毎年友人たちのバンドが行くのを見ても実感としてわかなかった。でも実際にステージに立って目の前の光景を見た時、初めてHIPSで来たいなと思ったんだ。そういう意味で、オレとYOKOにとって特別な場所なんだ。
正直アンプがどうとかシールドがどうとかこだわりもなく、ただこの時を楽しんだよ。