生活のこと
おいらく万歳!
先週末にグループホームに入ってるヘンリーに会いにいった。最近要介護4になり、居室内の移動も車いすを導入したばかり。
ホームについて部屋の前で待つ。ヘンリーは共同スペースから車いすに乗って出てくると思ったら、係の人に手を引かれて歩いてきた。
おお、自分で歩いてるんじゃん。元気そうだねぇ。
そのまま一緒に自室に入りベッドに座る。出してもらった麦茶をすすり2分位は座っていたがすぐに横になりたがるが仕方がない。
横になったままだと寝てしまいそうなので、話しかけたりアルバムの家族写真を見せたり、ヘンリーの弟に電話してみたりする。会話はまあ、通じていないが終始楽しそうに笑っている。顔色もいいねぇ。髪の毛も眉毛も整えてもらってなんだかいい感じじゃん。
20分程そうやって過ごしていたが、このままだと寝てしまいそう。まだ3時なので起きてた方がいいだろう。おやつも食べたいだろうし、私はそろそろ退散しよう。
「じゃあ私、帰るね」
するとヘンリー、むくっと起き上がろうとする。なんだよ、帰るって言った途端起きるなんて。上体を起こしてベッドに座ると今度は立ち上がろうとする。なになに、共同スペースに行きたいんだね。両手を持って立ち上がるのを手伝う。立つとそそくさと歩き出して部屋を出る。
廊下に出て、「岡本帰りまーす」と呼びかけたが聞こえないようなので、そのまま共有スペースまでヘンリーを連れて行く。中に入ると女子ばかり。ヘンリーは唯一の男子だ。みんなが座ってるテーブルには目もくれず、窓際のテーブルに向かい、奥に座る。
すると、それまで自室にいた女子が一人、そそくさと出てきてヘンリーの隣に座った。
「最近入った方なんですが、いつもこうして並んで座ってるんですよ」と係の人が教えてくれた。
ふぅ~ん。ふぅ~~~ん。
ヘンリーの元気の源が判明。
いくつになってもDIAMOND!だねぇ。
私は、「じゃ、帰るねぇ~」と遠くから手を振ってホームを後にした。